自転車活用推進研究会


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自活研が選んだ「2016自転車10大ニュース」


2016年に起きた自転車関連ニュースから、自活研理事会が選んだ10本のニュースと、会員やサポーターが自由回答で推挙した項目を発表します。ノミネートされた10項目は次の通りです。

◎自転車活用推進法可決成立
12月9日までに衆参いずれも全会一致で可決しました。公布後6か月以内に施行されます。
◎進むサイクリングロード整備
ブルーライン、大幹線道での車道混在、欧州で自転車高速道路など走行環境の整備が大きく進みました。
◎各地で自転車条例制定
愛媛県のおもいやり1.5m運動、各県各市の保険奨励義務化やヘルメット推奨義務化などを盛り込んだ条例が登場しました。
◎タンデム公道解禁14県に
長野、兵庫、山形、愛媛、広島、宮崎、佐賀、新潟、愛知、群馬、京都、富山、大阪、静岡の各県で公安委員会規則の見直しが行われ、大分県や埼玉県をはじめ解禁準備が進められています。
◎国内でのシェアサイクル導入拡大
東京では複数の事業者が一部競合するほど。国土交通省の調べでは79都市が社会実験などを行っています。
◎サイクルトレイン、バス、タクシー、空港、輪行サポートなど利用環境の拡大が進みました。
◎各地で自転車イベントが巨大化、新イベント構想も
富士ヒルクライム8500名参加、夢のTokyo Bike Tour賛同7000名超など、自転車イベントがまちおこしの切り札的存在になってきました。
◎ポケモンGOでの自転車事故多発
クルマや歩行者の事故も頻発し社会問題化しましたが、特に自転車は目の敵にされました。気軽にながらスマホなどをやってしまうことで事態が深刻化しました。
◎アジア初のVelo-city 2016、台北で開催
1980年に始まった国際的な自転車政策会議、アジア初を台湾に奪われてしまいました。日本から77名が参加、自活研がWorld Cycling Allianceメンバーに加わり、2020年の国内開催を目指しています。
◎インバウンドの自転車利用進む
外国人観光自転車マナー向上策、観光自転車道路、ガイドツアー、道の駅など年間2000万人を超えたことへの対策が迫られています。

最終的な順位は投票で決めました。みなさまのご協力に感謝いたします。来年も自転車に追い風の年でありますように。よいお年をお迎えください。

特定非営利活動法人自転車活用推進研究会
理事長 小林成基

  • 1位 自転車活用推進法可決成立(147票)
  • 2位 進むサイクリングロード整備(65票)
  • 3位 各地で自転車条例制定(63票)
  • 4位 タンデム公道解禁14県に(52票)
  • 5位 国内でのシェアサイクル導入拡大(44票)
  • 6位 サイクルトレインなど利用環境の拡大(30票)
  • 6位 各地で自転車イベントが巨大化(30票)
  • 6位 ポケモンGOでの自転車事故多発(30票)
  • 9位 アジア初のVelo-city2016、台北で開催(26票)
  • 9位 インバウンドの自転車利用進む(26票)

(以下、自由記述投票項目)

  • 11位 JCA資金運用問題(3票)
  • 12位
    • クルマの暴走により多くの自転車利用者や歩行者などが犠牲に(2票)
    • ついに出た、電動アシストによる「メカニカルドーピング」(2票)
    • トラック・バスの死角体験が大反響(2票)
    • 埼玉県、2輪タンデム定員乗車公道解禁に向け調査開始(2票)
    • 札幌市営地下鉄白石駅に直結の地下駐輪場が供用開始(2票)
  • 13位
    • Jプロツアーのストリーミング放送(感動です!)(1票)
    • 谷垣禎一会長事故(一日も早く快復されますように)(1票)