自転車活用推進研究会(自活研)は、都心全域と2020年東京オリンピック・パラリンピック施設を網羅する自転車レーン網「TOKYOサイクルネットワーク」の構築を提唱するオンラインキャンペーン『+1 LANE PROJECT(プラスワンレーンプロジェクト)』を開始し、2014年11月7日に特設ウェブサイトをオープンしました。オリンピックは都市が生まれ変わる絶好の機会です。2020年までの長期的な取り組みであると位置づけて、さまざまなコンテンツを用意し、随時追加していきます。
ウェブサイト上では閲覧者からの賛同を示す「いいね!」をリアルタイムでカウントし、表示します。舛添要一東京都知事が就任1年を迎える2015年2月(日程調整中)に、自活研が賛同状況レポートとともに都知事宛ての提言書を東京都に提出し、意見交換等を図っていきます。
自活研は、2014年2月の東京都知事選において、立候補者に東京の自転車環境整備の公約を求めるオンライン署名キャンペーン「新都知事とつくろう、TOKYO自転車シティ」を実施し、当選した舛添氏など得票上位3名を含む6候補者から公約・賛同の回答を得るなどの成果を上げました。『+1 LANE PROJECT』は、「新都知事とつくろう、TOKYO自転車シティ」で高まった自転車環境整備の機運のさらなる加速を図るとともに、インターネットを活用した新たな行政参加の形を提示するものです。
東京都の自転車レーンの総延長はわずか9kmと、ロンドンやニューヨークの100分の1に満たず、東京都の自転車走行環境は世界的に極めて大きく見劣りしていると言わざるを得ません。自活研は、東京の道路環境を熟知するメッセンジャーの実走評価などを参考に、都心全域と五輪施設を網羅する自転車レーン網プラン「TOKYOサイクルネットワーク」を策定しました。自活研は、東京都が「TOKYOサイクルネットワーク」もひとつの参考として、早急に長期的な工程表と都心全域の自転車レーンネットワーク計画を策定することを提案し、必要とあらばあらゆる協力を惜しみません。