多数のご参加ありがとうございました
自転車活用推進研究会は、2014年5月23日、東京・日比谷公園にある日比谷グリーンサロンで「目指せ!! TOKYO自転車革命 自転車ツーキニスト大集会」を多くの皆さまの参加を得て開催しました。席上、国土交通省東京国道事務所の西尾崇所長が、三軒茶屋から駒沢までの国道246号でバスと自転車が通行空間を共有するバス専用レーンの整備を進めることを発表しました。このほか自転車ツーキニストがバスとの共存を図る上で守る「自転車ツーキニストルール(案)」が提案されました。追って今回の集会に関する動画を公開し、ご意見を受け付ける場・窓口を設けます。引き続きご注目ください。
「自転車ツーキニストルール(案)」
- 私たちはヘルメット、保険で身を守り、路線バスを優先させて走ります
- 車道逆走・急停止・急な進路変更/方向転換、歩道からの飛び出しは絶対にしません。
- 路線バスを歩道側から抜きません。
- 路線バスが発進の合図を出したら抜きません。
- できるだけバスと共存できる時速20km以上を維持します。
自活研・佐藤 隆理事の「目指せ!! TOKYO自転車革命 自転車ツーキニスト大集会」レポート
開催目的
舛添知事が登場する寸前に成立した都条例では、安心して愛車を駐輪できる環境が整備されないまま自転車通勤する会社員と雇用する企業に対して厳しい義務が課せられました。これによって自転車通勤を禁じる社もあったといわれています。東京で始まったことはやがて日本全国に波及します。私たちは2020年東京オリンピック・パラリンピックまでに東京をもっと安全で快適に移動できる活き活きとした街にしたい。そのために自分たちのできることを話し合い、サイクリストの立場から——自転車通勤を安全・快適に!——するための方策を提言したいと思います。
趣旨
東京オリンピック・パラリンピック2020の開催決定で、国際都市「TOKYO」の未来の姿が今、世界から注目を集めています。2012年のロンドンオリンピック・パラリンピックでは、確立したインフラや安定した社会が発信する文化としての多様なスポーツへの取り組みが高い評価を受けました。とりわけボリス・ジョンソン市長が推進したロンドン自転車革命がオリンピック・パラリンピックを成功させる上で大きく貢献したといわれています。今、ロンドン、パリ、ニューヨークなどの国際都市では自転車を活用した都市交通政策が着々と加速中です。
東京では通勤に自転車を使うツーキニストが増加する一方で、危険な逆走や歩道走行をするなどルール・マナーを無視した一部の利用者のために自転車への批判も強くなるなかで「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」に基づき、東京の主要幹線にも車道上の自転車レーンが整備されようとしています。これまで主に車道の左側を使ってきた路線バスと、どのように共存するのか、他の迷惑を顧みない交通を停滞させるような乗り方をどうやってなくしていくのか。バス専用レーンでの正しい自転車走行の実現が、エコで健康な未来都市・東京の第一ステップともいえるのではないでしょうか。
ツーキニスト、路線バスドライバー、道路管理代表、自転車議連代表などの討論を通じて「TOKYO自転車革命」への課題や道筋を模索する試みにぜひご参加ください。
- 開催日時
- 2014年5月23日(金)18時〜20時
- 開催場所
- 日比谷公園・日比谷グリーンサロン
- (地下鉄丸ノ内線霞ヶ関駅徒歩1分、B2出口から日比谷公園に入ってすぐ右側)
- 参加費
- 1000円(定員に達し次第締め切ります)
- 事前登録制
- 申し込みページから申し込みとお支払いをお願いします。
- 集会ルール
- 自転車での来場にはヘルメット、保険が必須です。臨時ラック設置予定。
- 厳守!アルコールを飲む方は公共交通機関でご来場ください。
- パネリスト(予定)
- ツーキニスト疋田(自転車活用推進研究会)
- 自転車議連ツーキニスト
- 路線バスドライバー
- 道路管理者代表(国道事務所長に要請)
- 東京都代表(都知事に要請)
- コーディネーター
- 絹代(自転車活用推進研究会)
- サポート
- 小林成基(自転車活用推進研究会)
- 事務局連絡先
- 特定非営利活動法人 自転車活用推進研究会
- 小林成基(kuzuharu@mac.com)
- 〒141-0021 東京都品川区上大崎3-3-1 自転車総合ビル4階
- 【NPO自活研代表電話】 TEL:080-3918-2932 FAX:03-6409-6803
パネルディスカッション式次第(案)
- 開会趣旨説明
- 路線バスドライバーが指摘する問題点
- ツーキニストの主張
- 道路整備側の対応方針
- 意見交換
- ツーキニストルール案の提示・案の精査修正
- 決議・散会(検証集会開催の予定)