署名延べ6950件、6候補が賛同回答
自転車活用推進研究会は、東京都知事選挙候補者・新都知事にサイクリストの声を届けるべく、自転車活用政策の推進を求めるオンライン署名キャンペーン「新都知事とつくろう、TOKYO自転車シティ」を1月16日(木)から投開票日2月9日(日)まで展開しました。特設ウェブサイト上で6481件、Yahoo!みんなの政治と連携した署名プラットフォームChange.org上で469件、延べ6950件の署名が集まりました。
このキャンペーンは自転車活用政策の推進を求めて4万人が署名を行い、全候補者7名中主要候補者5名が公約を掲げた2012年ロンドン市長選の事例に倣い、「どの候補が当選しても東京の自転車環境が改善される状況を実現すること」を目指していましたが、新聞などの情勢調査上位3名の候補者全員から賛同の回答を得たことで、その目標をほぼ達成しました。当選した舛添要一候補は、回答書において車道上の自転車レーン網・分散型駐輪スペース・都心を網羅するシェアサイクルいずれも「趣旨に賛同し、当選したら実現に向けて努力する」と表明していました。また、出馬時の会見でも「自転車レーンはもっと充実させたほうがいい」と発言するなど、かねて自転車の有用性に対する理解を示していました。これにより、史上初めて、自転車活用政策の推進を約束する東京都知事が生まれたことになります。
理事長・小林成基は次のようにコメントしています。
「まず、賛同の署名をしてくださった皆様、そして多忙を極める選挙期間中に回答書を返してくださった6名の候補者の皆様に、心より厚く御礼申し上げます。また、新都知事に当選された舛添要一様にお祝いを申し上げます。本キャンペーンは、我々有権者側から政治家側にアジェンダを提示するという、ネット時代ならではの新しい政治参加の形であり、大きな挑戦でした。それがこのような最高の形で結びを迎えることができ、大変うれしく思っています。東京が生まれ変わる、大きな一歩が踏み出されました。とは言え、先にはまだ長い道のりが待っています。新都知事のリーダーシップに期待するとともに、我々都民も都知事・都庁を強くサポートし、また、自転車のルールとマナーを遵守し、来る2020 年東京オリンピックまでに、世界に誇る自転車先進都市・東京をつくりあげていきましょう」
詳しくは、以下のニュースリリースをご覧ください。